【第1回】圧倒的成果を出すチームが持つ、モチベーションの1+3STEPとは?
「高校の野球部に入部したけれど球拾いとグラウンド整備しかさせてくれない。中学では結果を残していたのに練習すらまともにできないなんて。入るチーム、間違えたかな…」
「サークルの新代表になった!新歓の準備、活動場所の確保、飲み会の企画…やることはいっぱい!なのにみんな動いてくれない…。わたし一人で頑張ってるみたいでしんどい…。」
...身に覚えのある人はいないだろうか。
もしもそうだったら、この記事はあなたのために書かれたものだ。
前田塾とは
前田塾とは、「真剣に学ぶ、絆を深める」をモットーに、若者たちが経済・会計・ファイナンスを共に学びあうという、話題沸騰中の私塾である。
いきなりブログを作ることに?!
前田塾の授業の一環として、私たち塾生は「ブログを作ってPV数をあげよ」という課題を課された。
当塾生であるMJ、ちゃおず、風早くん、ずん子、ゴリ、ぺぱねぇの6人はチームビルディングやチーム内のモチベーションのばらつきに悩み、それを乗り越えようとしていた…。
ぺぱねぇ:
ビジネスとかファイナンスを勉強しに来たと思ったら、いきなり初回に「チーム対抗でブログを作ってページビュー数を競ってもらいます」やもんな。最初は内心「うわ!」と思った!笑
風早くん:
ぺぱねぇ:
しかもやってみると結構タスクがいっぱい…。普段webで記事書いてるけど、いざ自分でアクセスを増やそうとするとこんなに大変だと思わんかったな~。
ちゃおず:
前田塾長:
それがこの課題に取り組む目的の一つだからね。
君たちのチームはメンバー同士のモチベーションや行動量が違って連携もうまく取れない、と課題に挙げていたけど、その後はうまくいってる?
ずん子:
最初の頃に比べたら、だいぶいい感じです。でもみんなのモチベーションを更に高めて、圧倒的に成果を出すためにどうすればいいのか模索中で、前田さんにアドバイスをいただければと思ってお呼びしました!
前田塾長:
なるほど。ではまず、一番モチベーションが高かったずん子ちゃんの話からきいてみましょうか。
STEP0:まずは成果を出す、意義は後から見えてくる
ずん子:
私は初回のミーティングに参加していなかったので、チームの状況を飲み込めずにいました。
でも「やるからには成果を出したい、他のチームに負けたくない」って思って、自分にとってどんなメリットがあるかは分からないけれど、とにかく「今どういう状況か」「何をすればいいか」を、自ら聞いて周ったり、提案したり積極的に動きました。
前田塾長:
つまり、自分にどういうメリットがあるかはいったん置いておいたんだね?
もし自分にとってのメリットを考えていたら、どうなったと思う?
ずん子:
そうですね...「やってもメリットがあるわけじゃないし、私がやらなくても誰かがやればいいいや」という、受け身の姿勢になっていたかもしれません。
前田塾長:
つまり、例えば今回のワークの目的である「PV数をあげること」が、”自分のキャリアにとってどんな意味をもつのか”を考えることって、一見大事な観点に思えるよね。
だけど実はこれを考え始めると、目の前の仕事・つまりPVあげることにコミットしなくなる場合が多い。
そして、「この仕事は自分のキャリアとは無縁である」と切り捨ててしまえば、実はその仕事で成果を出したことによって得られたかもしれない成果を、気づかずに捨ててしまっている可能性もある。
ぺぱねぇ:
一見自分のキャリアに関係のないような仕事でも、全ての成果に何かしらの意味があるということですかね?
前田塾長:
そう!実はね、これ新卒1年目とかの転職相談で頻繁に聞く話でね。
「今やっていることが自分のキャリアにおいて全く意味がないから、転職したい」っていう相談で、つまり「自分の目指すキャリアに関係ないような仕事でも、成果を出すことにそもそも意味があるのか」という議論になるんだよ。
MJ:うーん、よく聞く話ですね!
前田塾長:
例えばオフィスでお茶を出すとか、コピーをとることなんて、自分のスキル向上にブリッジングしない(=繋がらない)でしょ?
商社なんて特にそうで、「飲み会の設定なんてやるために商社に入ったんじゃねぇよ!」って思っちゃう人が多い。でも実は、真剣に飲み会の幹事に取り組むことにも、色んな意義を見出せる。例えば予約の段階で社員の顔と名前を覚えることができるよね。
接待の時に注文を聞いて周ることで、顧客の好きなお酒を覚えられたら、ビジネスの局面で後々効いてくるかもしれない。
飲み会の幹事一つとってもこんなに多様な意義があるけど、社会人になりたての狭い見識の中では、なかなか長期的かつ多様な観点から自分で意義づけをすることができない。
そこで「なんでこんなめんどくさいことしなきゃならないんだ...」と思いながらやって、重要な情報やチャンスを気づかずに逃してしまう。もしくは、「ここで成果を出しても意味がない」と切り捨ててしまうケースは、非常にもったいないと思うね。
これ実は、スポーツやってた人にはわかりやすいかもね。
あー!すごくわかります。
テニスサークルに入った当初、それまでやっていた環境とはまるで違って、応援や声出し、球拾いや備品の持ち帰りなど多くの仕事があり、ぶっちゃけすごくめんどくさかったです。
それをするために入ったわけではないけれど、自分なりに意味をつけてまずやりきりましたね。結果今ではそれらの重要性がわかるし、やっといて良かったと思います。
前田塾長:
そう。だから自分のキャリアはまず置いといて、「まずは自分がこの現場にどんな価値を提供できるか」「目の前の仕事においていかに最大のパフォーマンスを発揮するか」にコミットすることで、長期的には自分のパフォーマンスを上げることにも繋がる。そしてこれを「分かってる人」と「分かっていない人」の伸び幅の違いは、想像以上に大きいんだよね。
まずはやりきってみて、結果を出してからそれが自分の人生にとって何を意味するか、後から考察する人の方が圧倒的に伸びるよ。
ぺぱねぇ:
なるほど。おっしゃるとおり狭い見識の中で、先を見越して意義付けしていくことって、頭で重要とわかってもなかなか実際は難しいですよね。
前田塾長:
そうだね。すごく難しいとおもうよ。例えば留学でも、「一年間毎晩クラスメイトと出かけて飲み歩いて帰ってきました!」って、そんな留学生活意味ある?って思う人もいると思う。
まさに私なんか、”完璧な留学生活”を送るために、起きてる間はひたすら勉強して、ほとんど友達と出かけなかったですね(笑)
でもそのせいで、授業のディスカッションはついていけても、飲み会の場でのフランクな英会話の方がいまだに緊張しちゃいます!
前田塾長:
自分のキャリアとか、長期的な目標に対して硬直的に意義付け主義すぎると、授業をひたすらやればいい、友人関係はその次ってことになっちゃうよね。
ぺぱねぇ:
あ~それ私ですね。最短距離を全力疾走しようとしちゃう(笑)
一同:(笑)
前田塾長:別にそれを否定するわけじゃないし、それが必要な場合もあるけどね。でも最短距離が、長期的に見て一番高いパフォーマンスを生むわけじゃない。
ぺぱねぇ:
そう!まさに、自分が最短距離だと”思っている”ところを走っているだけなんですよね。
前田塾長:
うむ、自分の狭い視野の中で、最短距離だと思っているルートにおいて目の前の仕事が位置づけられないからといって、別の長期的にはベターなルートがあるかもしれないことを想像できていないんだよね。
まとめ
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