成長志向型人間は恋愛に向いていないのか。【後編】
※この記事は二回連載記事の第二回です。過去記事はこちらから。
3、恋愛は成長型志向というより現状維持が目的になりがち
常に新しいことを勉強し上昇していたい成長志向型人間たち。
しかし!
恋愛は成長が明確な勉強や仕事に比べると、「互いを好きでいる」という現状維持が目的となる傾向が強いように感じます。
もちろん、お互いを更に知っていく過程でもっと好きになっていく、もしくは常にお互いを人間的に成長させあう素晴らしい関係もあるでしょう。
しかし、まだ初々しい付き合いたてホヤホヤ状態から始まって、だんだんお互いを知り慣れてきて、もっと好きになって、もしくは幻滅して、たまには倦怠期に入って、また新しい一面を発見して、と思ったら倦怠期に入って、またいい感じになって…
を繰り返しているうちに、ある点に到達すれば、多くの関係は「互いが好きである」という状態の維持が目的になっていく傾向があると思います。だって、お互いが好きな状態においては、一緒に楽しい時間を過ごす、それ以上に付き合う目的はそもそも必要ありません。
しかし、成長志向型人間たちにとっては、ベクトルがいつもと違う恋愛は、なんだか何が目的でどっちに進んでいけばいいかよくわからないような、そんな違和感があるのではないでしょうか。変化がなく、停滞感があるような、そんな焦りはありませんか。
ここで、一緒にいることがお互いの成長につながるような、成長志向型人間同士付き合うという手も考えられます。
実際、私も成長志向型の人間たちとお付き合いすることが多かったです。
かといって、そんな人のうちの一人だった彼に、最近起こったどうでもいい話をしていた当時、
「一緒にいる時間はさ、できるだけぺぱねぇが最近勉強したことや、新しく覚えた英単語を教えてほしいんだ(^_-)-☆」
と言われた日には、
(私お前の成長のツールかよ。)
と心の中で全私がツッコミを入れました。成長できる恋愛がいいと言いつつ、露骨に自分の成長のために付き合っていると感じさせられると嫌気がさす、人間のキモチとは一枚岩ではいかないものです。
やはり恋愛を恋愛たらしめるものは、目標も理由もない純粋な好きという気持ちなのではと思います。それはもしかしたら、必ずしも成長や変化と結び付くものではないのかもしれません。
あるとすれば、一人の人間と向き合っていく恋愛の過程で得られる「人としての成長」はありうるでしょう。
ここで次に問題なのは、新しい知識やスキルを身に付ける意味で、常に成長することを目的としやすい勉強や仕事と比べて、恋愛を通して得られる人としての成長は、目に見えにくい。しかも傷つく恋愛をして強くなることもあれば、傷心しすぎてへそ曲がりな思考に陥ることもある。
そしてそもそも、恋愛によって得られる人としての成長って、勉強や仕事を通して得られる成長と発生のメカニズムが違うのでしょう。だから難しいし、常套手段だった努力や失敗の分析と改善も通じない…!なんてこった...!
以上、成長志向型人間は恋愛に向いてないのでは、、、と考える理由三つでした。
...ただし、この記事を通して絶賛恋愛できない自分を援護したいわけではない!
だって、成長志向型だけど彼氏さん彼女さんと良好な関係を保っている人、たくさん、います!ええそうです、いるんです!!
というわけで、全国の同じ悩みを抱える成長志向型人間の皆様を救う提案、コメント、感想お待ちしております。
今日はここまで。
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